大阪市立美術館
Osaka City Museum of Fine Arts
大阪市立美術館は、住友家から茶臼山本邸敷地の寄贈を受けて建設され、昭和11年(1936)に開館しました。戦中戦後の陸軍や連合国軍による接収など困難な時代を乗り越えながら、今日も大阪有数の美術館として活動を続けています。所蔵品の多くは関西の収蔵家から寄贈や譲渡を受けたもので、中国・日本の古美術を中心とした個性的なコレクションが揃っています。
阿部房次郎収集の中国書画160件からなる「阿部コレクション」をはじめ、中国金石拓本の「師古斎コレクション」、 中国の石造彫刻や工芸などの「山口コレクション」、仏教美術を中心とする「田万コレクション」、近代日本画の「住友コレクション」、
日本漆器の「カザールコレクション」など、まとまったコレクションには収蔵家の名前を冠して顕彰し、長く親しまれています。これら所蔵品の特徴を活かした展示に加え、館外から作品を借用して行う特別展や特別陳列も随時開催しています。