関西中国書画コレクション研究会設立10周年記念 国際シンポジウム
「中国書画コレクションの時空」
日 時 : 1日目 2021年 10月16日(土) 9:30~17:00
2日目 2021年 10月17日(日) 9:30~16:20
開催方法 : オンライン(zoomウェビナー)開催
言 語 : 日本語、中国語(通訳あり)
定 員 : 500名
参 加 料 : 無料
参加方法 : 9月16日(木)以降に、下記よりお申し込みください。
申し込み専用フォーム https://forms.gle/sSs1FZ9YwYzfsABu6
募集締切は10月15日(金)13時です。締切後URLをお送りします。
主 催 : 関西中国書画コレクション研究会
助 成 : 公益財団法人 ポーラ美術振興財団
後 援 : 美術史学会
問い合わせ先(メール) : kancol2021@bungaku-report.com
【趣旨】
関西では明治から昭和にかけて、中国文化に理解ある政財界・文化人による中国書画コレクションが相次いで生まれました。関西中国書画コレクション研究会は、それらを受け継ぐ美術館・博物館の学芸員を中心に、作品とコレクション形成の調査研究を主目的として2010年に設立されて以来、展覧会や国際シンポジウム、調査報告書などを通じ、広く成果を公開してまいりました。
今回のシンポジウムは、設立10年の節目として、これまでの研究を振り返るとともに、国内外の研究者を招聘し、各地域・時代の中国書画コレクションの形成や特質、それらを通じた文化交流などを検証し、その歴史的意義を考える機会として企画しました。中国書画コレクションの広大な時空(時間的・空間的な関係性や相対性)をメインテーマに、2日間にわたって議論し、近年益々広がりを見せる中国書画研究の更なる促進を目指します。
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【プログラム】
10月16日(土) シンポジウム1日目 総合司会:竹浪遠(京都市立芸術大学)
09:30 開会挨拶 弓野隆之(大阪市立美術館)
09:40 基調講演 「世界のなかの関西中国書画コレクション
―そのグローバル・コンテクストとローカル・バリュー」
塚本麿充(東京大学)
10:30 休憩(10分)
10:40 第1セッション 司会:竹浪遠(京都市立芸術大学)
①「煎茶会図録からみる中国書画コレクションの近代」
竹嶋康平(泉屋博古館)
11:20 ②「阿部コレクションに関する新資料」
弓野隆之(大阪市立美術館)
12:00 昼食休憩(1時間)
13:00 ③「観峰コレクションの収集と旧蔵者」
瀨川敬也(観峰館)
13:40 ④「化私為公―香港芸術館「虚白斎」与「至楽楼」中国書画蔵品」
司徒元傑(香港芸術館)
14:20 休憩(10分)
14:30 第2セッション 司会:宇佐美文理(京都大学)
①「唐拓啓法寺碑在日出版前後的羅振玉与内藤湖南
―書簡和題跋所見初期民国和大正日本的「伝古」精神及技術」
陶徳民(関西大学)
15:10 ②「大村西崖と阿部房次郎:西崖資料から交友関係を読み解く」
後藤亮子(中国美術学院)
15:50 休憩(10分)
16:00 総合討論Ⅰ 司会:宇佐美文理(京都大学)
17:00 事務連絡
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10月17日(日) シンポジウム2日目 総合司会:竹浪遠(京都市立芸術大学)
09:30 事務連絡
09:40 第3セッション 司会:都甲さやか(大和文華館)
①「田能村直入の中国絵画蒐集について
―京都市立芸術大学芸術資料館所蔵作品を中心に―」
竹浪遠(京都市立芸術大学)
10:20 ②「交友と協業のコレクション 野﨑家と森家にある来舶清人の書画について」
呉孟晋(京都大学)
11:00 休憩(10分)
11:10 ③「衣笠豪谷『乗楂日記』にみる明治初期の中国書画の流入について」
八田真理子(岡山県立美術館)
11:50 昼食休憩
13:00 第4セッション 司会:瀨川敬也(観峰館)
①「《石渠宝笈》中収録的李唐《長夏江寺図》流伝版本的再研究」
李天垠(北京・故宮博物院)
13:40 ②「何創時書法基金会的王鐸傅山書法収蔵」
呉國豪(台北・何創時書法芸術基金会)
14:20 休憩(10分)
14:30 ③「“揚州八怪”の作品をめぐる諸問題」
森橋なつみ(京都国立博物館)
15:10 休憩(10分)
15:20 総合討論Ⅱ 司会:瀨川敬也(観峰館)
16:20 閉会挨拶
以上
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